Vol.20
低カロリーで栄養満点!だけじゃないセロリの本当の力とは
セロリのあの独特の香りはクセになりますよね?シャキシャキした食感もおいしいです。「セロリはどんな野菜?」と聞かれれば、多くの人がセロリのあの形を思い浮かべることができると思います。それほどセロリは一般的な野菜。でもどのような薬効があるのか、栄養があるのかないのか、ぱっと言える人は少ないのでは?今回はそんなセロリのことを説明します。
まずは歴史。セロリはどんな野菜?
原産地は、約3000年前の地中海沿岸と考えられています。古代ギリシャやローマで、薬用として使われていたようです。日本に渡ってきたのは奈良時代、中国から伝来したとされます。伝来当初は薬用として使われてきましたが、江戸時代になると食用としても使われるようになり、香りが良いことから「香芹(こうせり)」と呼ばれていました。明治時代から本格的に栽培が行われ、現在では九州から北海道までさまざまな地域で栽培されています。
セロリの種類
セロリには大きく分けて3つの種類があります
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茎セロリ
これは一般的なセロリで、主に長い茎が利用されます。サラダやスープ、料理の具材として幅広く使用され、市場で一般的に入手できます。
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根セロリ
これは根部分が主に利用され、見た目は通常のセロリとは異なります。主にヨーロッパで一般的で、スープやピュレ、サラダに使われます。
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葉セロリ
この種類は茎が通常のセロリよりも細く、主に葉が利用されます。ハーブとして使われ、サラダや調味料として広く利用されます。この区分は、セロリハーブとも呼ばれます。
セロリの効能
セロリには大きく分けて3つの種類があります
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むくみ改善
セロリには、カリウムが多く含まれています。カリウムには体内の余分な塩分を排出する働きがあるため、むくみの予防や改善に効果があるとされています。
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便秘改善
セロリには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える働きがあり、便秘の予防や改善、腸の健康維持に効果があるとされています。
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美肌効果
セロリには、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける働きがあり、美肌効果が期待できます。
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血圧低下作用
セロリには、アントシアンなどのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは、血圧を下げる働きがあるとされています。
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抗酸化作用
セロリには、ビタミンCやβカロテンなどの抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質は、活性酸素の働きを抑える働きがあります。そのため、生活習慣病の予防や、老化の防止に効果があるとされています。
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リラックス効果
セロリには、アピインという成分が含まれています。アピインは、精神を安定させる働きがあるとされています。そのため、イライラや不安を和らげ、リラックス効果が期待できると考えられています。
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睡眠の質
セロリには、ビタミンB6が含まれています。ビタミンB6は、セロトニンの生成を助ける働きがあります。セロトニンは、睡眠を促すホルモンです。そのため、セロリを摂取することで、睡眠の質が向上すると考えられています。
セロリにはリラックス効果や睡眠の質向上する力がるんですね。元々薬用として使われるほど栄養価が高い野菜ですが、カロリーが低いので、ダイエットをしている方には嬉しい野菜だと思います。ぜひ普段のお食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
アルブルブルーマルシェでは、マーゼル・マーゼル特製の「おいしくて、野菜が苦手な方でも飲み続けられるスープ」を取り扱っています。マーゼル・マーゼルのスープは国産の野菜のみを使用。豊かな自然の中で大地の恵みを受け、農家が大切に育て上げたものの、その大きさや見た目から規格外と捨てられる運命にある野菜を拾い上げて材料としています。その野菜を元バーテンダーのスープスムージ開発者が、複数の材料を相性に合わせて組み合わせ、カクテルしました。この記事で紹介しているセロリも他の野菜と組み合わせることで、それぞれのおいしさを引き出しています。さらにそこに日本伝統の米麹を使用することで、野菜本来のおいしさを感じられるスープが出来上がり。野菜がたっぷり入っているので栄養満点。手軽に食べられるので忙しい朝や、もう一品ほしいなという時にぴったりです。