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株式会社藤フーズ

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安藤彩綾のマーゼルマーゼルがある光景。ホッとひといき。

第1回

ひとりは母となっての再会。ドバイから遠路遥々福岡へ。もうひとりはもうすぐ母になる。私は変わらずヒトリ。変わらないのか?変わっていってこれなのか?もはや私にはわからない。
何はともあれ友は友。久しぶりの再会に心ときめき待ち合わせ場所へ。

日が沈むとBARに変わるこの店は、この昼下がりの時間帯。美味しいのがこのスープ。てっきり自家製だと思っていたら、お取り寄せで提供されていると。その名は「マーゼルマーゼル」。
大人になるにつれ、疲れるこの日常に。心安らぐ瞬間がこのスープを口にしたとき。

ため息ばかりついて。母に言われ、そういえばここ最近の私、何が楽しかったのかな?なんて振り返ってみた。そういえば12月。年の瀬だ。また一つ年をとる。そんなことは、もうどうでもいいのかな。誰しもが年をとる。若さが売りだった時代。そんな時代もあったよね。

「マーゼルマーゼル」を飲んで、「ほっ」と漏れたのはため息ではない。落ち着いた自分。安らいだ自分の呼吸。もしくは、この疲れる日常に溜まりに溜まった毒素を吐き出したのだ。いつだって強い自分でいたい。昔からそう思っていた。誰にも折ることができない芯がある。そう思っていた。

ゆきかとゆいちゃん。楽しい会話は弾み、楽しいティータイムはあっという間に。懐かしい思い出話に。あのコンテストの話に。若かりし青々したエピソード。やっぱり華がある思い出話は、未だに色濃く鮮明に。なつかしい。けど、昨日のことのように。

んー。私はやっぱりこの仕事が好きだな。今なお。先の母の問い。「ここ最近の私、何が楽しかったのかな?」この回答は、やっぱり、私はこの仕事が好きです。それが答えなんだな。だから未だにヒトリ。でもいいの。楽しいんだから。

母の顔をみせたゆきか。妊婦の強さを見せたゆいちゃん。私はまだ未知なる世界。憧れもあるし、いつかは。とも思うし。まっ別に今すぐでもいいんだけど。でも、私にはまだ、やらなきゃいけないことがある。やり続けてもいいと思うものがある。誰にも折ることができない芯なんてない。でも、誰もが持てる真っ直ぐなものがある。折れたらまっすぐに。まっすぐに前を見つめ。その先にあるもの。

ゆきかとゆいちゃんとマーゼルマーゼル。今日という日がもやもやした雲を取っ払ってくれました。その先にあるもの。そして私の過去にもあったもの。そう、それは夢です。夢見続けます。まだしばらく。ええ、しばらくヒトリです。ヒトリですけどなにか?ではでは。

登場人物

ゆきか

ゆきか

彼女とはもう25年の付き合い。中学受験に向けてお互いに戦いあって一緒に合格。
ずーっと一緒にいたけど、ベタベタすることなく、いい距離を保っていて、それで阿吽の呼吸でお互いを分かり合える存在。そんな風に思ってたけど今ではドバイに行っちゃった。
小悪魔という表現が似合いすぎる計算して人生を上手く生きてるタイプ、それを嫌味に見せない。
そんなとこが大好きです。

ゆいちゃん

ゆいちゃん

ユニバースの同期、戦友。出会いは2013年。
何事にも強いこだわりを持つタイプで私とは正反対に感じる部分もあり。
だからこそ彼女から学ぶところも多い。
一つ一つ目標をたてて必ず達成していく彼女をみて私もいつも勇気づけられるし、刺激になってる。
急な呼び出しを、お互いよくするけど、それをしてもされても嫌な関係にならない、不思議な友達。

あんどうさあや

あんどうさあや

ミスユニバースジャパン福岡とミス日本酒福岡、2つも福岡代表のタイトルを得るほど福岡が好き!?な私もそろそろミスから脱却したい年齢ですが、福岡の日本酒をプレゼンしたり、ウォーキング講師したり、と楽しい仕事を続けて人生を謳歌しています。
そんな私の最近の悩みは友達が結婚したり子供産んだり、と慌ただしく、構ってもらえず寂しいこと。

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