Vol.31
キャベツとも違う紫キャベツの魅力
最近では普通のキャベツに加えて、紫キャベツもよく見かけますよね。紫キャベツは紫色の特徴的な見た目をしているので、スーパーや八百屋では目を引きます。食べやすいのでサラダやスープに使ったりと大活躍。そんな紫キャベツはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれているので実は栄養価も高い野菜なんです。このページではそんな紫キャベツについて紹介します。
紫キャベツと一般的なキャベツの違い
紫キャベツとキャベツは、同じキャベツ類の野菜ですが、いくつかの違いがあります。
-
外観
紫キャベツは、表皮や葉が紫色をしています。一方、キャベツは、表皮や葉が緑色をしています。
-
栄養素
紫キャベツには、アントシアニンなどのポリフェノールがより多く含まれています。
-
味
紫キャベツは、キャベツに比べて、甘みや旨味が強い傾向にあります。
-
食感
紫キャベツはキャベツに比べて、食感がやわらかい傾向があります。
紫キャベツに含まれるアントシアニンとは?
アントシアニンはポリフェノールの一種で、植物の皮や果肉の色素として様々な野菜に含まれます。そんなアントシアニンは、強い抗酸化作用があることが知られています。抗酸化作用とは、活性酸素による細胞の損傷を防ぐ働きのこと。活性酸素は体内では常に発生していますが、過剰に発生すると、細胞のDNAを傷つけたり、細胞を壊したりする可能性があります。アントシアニンは活性酸素を除去することで、細胞の損傷を防ぎ、健康の維持に役立つと考えられています。
その他の栄養素
それ以外にも紫キャベツはビタミンC、ビタミンK、葉酸、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富です。
-
ビタミンC
ビタミンCは、抗酸化作用があり、風邪や老化の予防に効果的です。また、コラーゲンの生成を助け、肌や骨の健康維持にも役立ちます。
-
ビタミンK
ビタミンKは、血液中の凝固因子の働きを助け、出血を止める働きがあります。また、骨の形成や修復にも役立つため、骨粗しょう症の予防にも効果が期待されています。
-
葉酸
葉酸は、赤血球の生成に必要な栄養素であり、貧血の予防に効果的です。また、胎児の神経管閉鎖障害の予防にも効果があるとされています。
-
カリウム
カリウムは、ナトリウムを体外に排出する働きがあります。ナトリウムは、血圧を上げる原因となるため、カリウムを摂取することで、高血圧の予防に役立ちます。
-
食物繊維
食物繊維は、便通を促進し、腸内環境を整える働きがあります。また、コレステロール値の低下や糖尿病の予防にも役立ちます。
同じキャベツでも、一般的なキャベツと紫キャベツには違いがありましたね。あの印象的な色合いの秘密はポリフェノールの一種である「アントシアニン」。アントシアニンは抗酸化作用がある栄養素なので、ぜひ意識的に、料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
アルブルブルーマルシェでは、マーゼル・マーゼル特製の「おいしくて、野菜が苦手な方でも飲み続けられるスープ」を取り扱っています。マーゼル・マーゼルのスープは国産の野菜のみを使用。豊かな自然の中で大地の恵みを受け、農家が大切に育て上げたものの、その大きさや見た目から規格外と捨てられる運命にある野菜を拾い上げて材料としています。その野菜を元バーテンダーのスープスムージ開発者が、複数の材料を相性に合わせて組み合わせ、カクテルしました。この記事で紹介している紫キャベツも他の野菜と組み合わせることで、それぞれのおいしさを引き出しています。さらにそこに日本伝統の米麹を使用することで、野菜本来のおいしさを感じられるスープが出来上がり。野菜がたっぷり入っているので栄養満点。手軽に食べられるので忙しい朝や、もう一品ほしいなという時にぴったりです。