Vol.30
色だけじゃない?紫芋の特徴とは?
紫芋は最近だと「むらさきいもケーキ」や「紫イモタルト」のようにスイーツに使われる事が増えましたよね。そのおかげもあって見かける機会は増えたのではないでしょうか。さつまいもの一種である紫芋(ムラサキイモ)の特徴は、なんといってもその色味。特徴的な色をしているので、スイーツなどにもよく使われています。栄養も普通のさつまいもと違うので、そのあたりをふまえながら紹介します。
普通のさつまいもとどこが違う?
一般的なさつまいもと紫芋は、同じさつまいも類の野菜ですが、いくつかの違いがあります。
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外観
一般的なさつまいもは皮が黄色や茶色なものもあり、果肉が黄色やオレンジ色をしています。一方、紫芋は、皮や果肉が紫色をしています。
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栄養素
一般的なさつまいもと紫芋は、どちらもビタミンCや食物繊維が豊富に含まれていますが、紫芋には、アントシアニンなどのポリフェノールがより多く含まれています。
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味
一般的なさつまいもは甘みとほのかな風味があります。一方、紫芋は、甘みに加えてほのかな苦味や渋みがあります。
紫芋の栄養素
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アントシアニン
アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、紫芋の皮や果肉の紫色の色素です。強い抗酸化作用があり、アンチエイジングや生活習慣病の予防に役立つと考えられています。
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ビタミンC
ビタミンCは、抗酸化作用があり、風邪や老化の予防に効果的です。また、コラーゲンの生成を助け、肌や骨の健康維持にも役立ちます。
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ビタミンA
ビタミンAは、目の健康維持や免疫力の向上に役立ちます。また、β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。
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ビタミンB6
ビタミンB6は、たんぱく質の代謝や神経の働きに欠かせない栄養素です。
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食物繊維
食物繊維は、便通を促進し、腸内環境を整える働きがあります。また、コレステロール値の低下や糖尿病の予防にも役立ちます。
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カリウム
カリウムは、ナトリウムを体外に排出する働きがあります。ナトリウムは、血圧を上げる原因となるため、カリウムを摂取することで、高血圧の予防に役立ちます。
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マンガン
マンガンは、骨や関節の健康維持に欠かせない栄養素です。また、エネルギー代謝にも関与しています。
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鉄
鉄は、赤血球のヘモグロビンの成分として、酸素を全身に運ぶ働きがあります。
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カロリー
紫芋はエネルギー源としても優れており、炭水化物が豊富です。甘いだけでなく栄養補給の野菜としても役に立ちます。
最近流行りの紫芋ですが、栄養的にみてもさつまいもとちょっと違いましたね。抗酸化作用のあるポリフェノール「アントシアニン」が含まれているのであのような個性的な色になっているんです。紫芋は穀物という一面を持つので、エネルギー補給にも役立ちます。ぜひそんな紫芋はいかがでしょうか。
アルブルブルーマルシェでは、マーゼル・マーゼル特製の「おいしくて、野菜が苦手な方でも飲み続けられるスープ」を取り扱っています。マーゼル・マーゼルのスープは国産の野菜のみを使用。豊かな自然の中で大地の恵みを受け、農家が大切に育て上げたものの、その大きさや見た目から規格外と捨てられる運命にある野菜を拾い上げて材料としています。その野菜を元バーテンダーのスープスムージ開発者が、複数の材料を相性に合わせて組み合わせ、カクテルしました。この記事で紹介している紫いもも他の野菜と組み合わせることで、それぞれのおいしさを引き出しています。さらにそこに日本伝統の米麹を使用することで、野菜本来のおいしさを感じられるスープが出来上がり。野菜がたっぷり入っているので栄養満点。手軽に食べられるので忙しい朝や、もう一品ほしいなという時にぴったりです。