Vol.29
スーパー野菜!栄養価の高いケールとは?
ケールという野菜の名前は、最近よく聞くようになったのではないでしょうか。日本で人気になったのは1990年後半になってから。でも名前は知っているけど「実際どんな野菜なの?」と聞かれたら、意外と答えられない人は少ないのではないでしょうか。ケールという野菜は実は、栄養がたっぷり含まれたすごい野菜なんです。そのケールについて具体的に説明させていただきます。
ケールの歴史
ケールの歴史は古く、紀元前3000年頃の古代エジプトやギリシャで栽培されていた記録が残されており、キャベツやブロッコリーの原種と言われています。地中海沿岸が原産地で、日本には江戸時代にオランダ人から伝えられたといわれています。しかし、当時は観賞用として栽培されていたようです。食用としてケールが注目されるようになったのは1990年代後半。アメリカで栄養価が高く、健康に良い「スーパーフード」として流行したことがきっかけ。日本ではアメリカ国内の人気に影響されるようにケールの人気が高まり、スーパーや野菜店などで販売されるようになりました。
美容効果が高いケール
ケールには、ビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。抗酸化物質は、細胞の老化を防ぐ働きがあり、美肌やアンチエイジングに効果が期待されています。また、ケールには、ビタミンCや葉酸が含まれています。ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける働きがあり、肌のハリや弾力を保つために重要な成分です。葉酸は、胎児の正常な発育に欠かせない栄養素であり、妊婦さんに特におすすめです。
具体的には、以下のような効果が期待されています。
シミやシワの予防
肌のハリや弾力の維持
肌の乾燥の予防
肌のターンオーバー(肌の代謝サイクル)の促進
その他にも様々な効能があります。
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便通の改善
ケールには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、便の量を増やし、腸を刺激して便通を促進する働きがあります。そのため、ケールを摂取することで、便秘の解消や予防に役立ちます。
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ダイエット効果
ケール100gあたりのカロリーは、約27kcalと、低カロリーです。また、食物繊維が豊富に含まれているため、満腹感を得やすいという特徴もあります。そのため、ケールを摂取することで、ダイエットにも効果が期待されています。
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高血圧の予防
ケールには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは、ナトリウムを体外に排出する働きがあります。ナトリウムは、血圧を上げる原因となるため、カリウムを摂取することで、高血圧の予防に役立ちます。
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目の健康維持
ケールには、ビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは、目の健康維持に欠かせない栄養素です。目の乾燥や疲れ目の予防、夜盲症の改善などに効果が期待されています。
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免疫力の向上
ケールには、ビタミンCやβ-カロテンなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。抗酸化物質は、細胞の老化を防ぐ働きがあり、風邪や老化の予防に効果的です。また、白血球の働きを活性化させる働きもあります。白血球は、免疫細胞の一種で、病原菌やウイルスから体を守る役割があります。
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血糖のコントロール
ケールには、食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、糖の吸収を緩やかにする働きがあります。
そのため、ケールを摂取することで、血糖の急激な上昇を抑え、糖尿病の予防に役立ちます。 -
心臓血管の健康
ケールには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムは、血圧を下げる働きがあります。また、血管を拡張する働きもあります。さらに、ケールには、ビタミンCが含まれています。ビタミンCは、動脈硬化の予防に役立つと考えられています。
日本に入ってきたのは江戸時代なので、実はずいぶん昔から日本にあったようです。ですが話題になったのは比較的最近なので、馴染みのない人も多いのではないでしょうか。ですがそんなケールは「スーパーフード」と呼ばれるほど栄養価が高く、様々な効能があります。そんなケールをお食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
アルブルブルーマルシェでは、マーゼル・マーゼル特製の「おいしくて、野菜が苦手な方でも飲み続けられるスープ」を取り扱っています。マーゼル・マーゼルのスープは国産の野菜のみを使用。豊かな自然の中で大地の恵みを受け、農家が大切に育て上げたものの、その大きさや見た目から規格外と捨てられる運命にある野菜を拾い上げて材料としています。その野菜を元バーテンダーのスープスムージ開発者が、複数の材料を相性に合わせて組み合わせ、カクテルしました。この記事で紹介しているケールも他の野菜と組み合わせることで、それぞれのおいしさを引き出しています。さらにそこに日本伝統の米麹を使用することで、野菜本来のおいしさを感じられるスープが出来上がり。野菜がたっぷり入っているので栄養満点。手軽に食べられるので忙しい朝や、もう一品ほしいなという時にぴったりです。