Vol.16
日本人だからこそ食べたい野菜「ごぼう」
茶色で細長なごぼうはスーパーや直売所でも存在感のある野菜。そんなごぼうをきんぴらやスープにすると、とても美味しいですよね。あの独特な香りがクセになります。このページではそんなごぼうの情報を詳しく説明します。
ごぼうの概要
ごぼうの原産はなんと日本。日本では縄文時代から食用として使われていました。長さは1メートルから2メートルほどになり、根の部分が食用になります。食用部分は皮をむくと白っぽい色をしており、固さとねっとりとした食感が特徴です。独特の香りとクセになる食感をもつユニークな野菜なので、きんぴらなどによく使われたり、スープに入れても存在感が際立ちます。主な栄養素は、食物繊維、ビタミンC、ビタミンE、カリウム。薬用としても使われてきた経緯を持つので、栄養がたっぷり入っており、健康に良い野菜です。
ごぼうの歴史
縄文時代の遺跡から、ごぼうの種子が出土していることから、縄文時代から食用として利用されていたと考えられています。古墳時代以降は、薬用としての効果も注目され、清少納言が心のままに書き記したかの有名な『枕草子』には、牛蒡(ゴボウ)は「薬草」として記されています。平安時代になると、ごぼうは食用として広く普及するようになりました。
江戸時代になるとごぼうは、きんぴらやごぼう天、ごぼうサラダやスープなど、さまざまな料理に用いられるようになりました。
ごぼうの栄養価
レタスは大きく分けて「結球レタス」と「非結球レタス」の2種類に分けられます。
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食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。腸内環境が整うことで、便秘の予防や改善、免疫力アップ、生活習慣病の予防などに効果があるとされています。
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ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助け、美肌に効果があるとされています。コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つために必要な成分です。また、ビタミンCは、風邪の予防や、鉄分の吸収を助ける働きもあります。
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ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ働きがあります。また、血行を促進する働きもあります。
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カリウム
カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。塩分の摂り過ぎは、血圧上昇の原因となります。また、カリウムは、血圧を下げる働きもあります。
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ビタミンB群
ビタミンB群は、エネルギー代謝や細胞の生成に必要な栄養素です。エネルギー代謝は、体内の栄養素をエネルギーに変換する働きです。細胞の生成は、体内の組織や器官の修復や成長に必要な働きです。
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葉酸
葉酸は、赤血球の生成に必要な栄養素です。赤血球は、体内の酸素を運ぶ働きがあります。また、葉酸は、胎児の正常な発育にも必要です。
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鉄分
鉄分は、血液の生成に必要な栄養素です。血液は、体内の酸素や栄養素を運ぶ働きがあります。また、鉄分は、貧血の予防にも効果的です。
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カルシウム
カルシウムは、骨や歯の健康に必要な栄養素です。骨や歯は、カルシウムによって支えられています。また、カルシウムは、筋肉の働きにも必要です。
ごぼうは日本原産の野菜。遺跡で種子が見つかったり様々な記録に登場するなど、日本人と密接に関わってきた野菜です。そんなごぼうは独特な香りと固い食感がクセになりますよね。食感が苦手でも、スープにするとやわらかくなって食べやすくなります。おいしい上に栄養も豊富なので、ぜひ普段のお食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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