Vol.33
隠れた実力者。栄養満点の明日葉
スーパーではなかなか見かけない野菜なので、もしかしたら聞いたことがない人がおられるかもしれません。明日葉と書いて、読み方はあしたばです。実はこの野菜、現代では青汁に使われるほど栄養満点なんです。このページではそんな野菜「明日葉」についてご説明します。
明日葉(あしたば)の概要?
明日葉(あしたば)はさわやかな香りとほのかな苦味が特徴のセリ科の野菜。セリ科の植物なので香り付けとして、スープ等に使ったり、お浸しや天ぷらにして食べられています。明日葉は食物繊維、β‐カロテン、カリウム、ビタミンEの含有量が多く、栄養満点のため青汁などの材料に使用されています。茎はシャキシャキで葉は柔らかいためで、それぞれの違った味わいを楽しめます。茎の方は意外とクセが少ないため、茹でてサラダとして食べられます。
歴史
明日葉の歴史は古く、江戸時代にはすでに栽培されていたといわれています。当時は、伊豆諸島や八丈島などの沿岸部で栽培され、地元の人々が食べていました。原産地は、諸説ありますが、中国や東南アジアの原産であると考えられています。明治時代に入ると、明日葉の栽培が日本各地に広まりました。近年では、明日葉の健康効果が注目され、全国的に栽培されるようになりました。
栄養素
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タンパク質
タンパク質は筋肉や骨、内臓などの組織を構成する成分です。また、酵素やホルモンなどの働きにも不可欠です。
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食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。また、血糖値の上昇を抑える働きや、コレステロール値を下げる働きなども期待できます。
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ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成や、抗酸化作用など、さまざまな働きがあります。
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ビタミンA
ビタミンAは、目の健康や、免疫力の向上など、さまざまな働きがあります。
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ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質の代謝や、神経の働きなど、さまざまな働きがあります。
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ビタミンB2
ビタミンB2は、糖質や脂質の代謝や、目の健康など、さまざまな働きがあります。
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ビタミンE
ビタミンEは、抗酸化作用や、血行促進など、さまざまな働きがあります。
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葉酸
葉酸は、赤血球の生成や、胎児の正常な発育など、さまざまな働きがあります。
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カリウム
カリウムは、体内の水分量を調節したり、血圧を下げたり、筋肉の働きを助けたりする働きがあります。
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カルシウム
カルシウムは、骨や歯の形成や、筋肉の働きを助ける働きがあります。
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鉄
鉄は、赤血球のヘモグロビンの構成成分であり、酸素を運ぶ働きがあります。
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マンガン
マンガンは、骨や軟骨の形成や、糖質や脂質の代謝などに役立つミネラルです。
他の野菜に比べると知名度は低いですが、日本では江戸時代から記録があるという野菜です。栄養価が高いので、スープにいれたり、「茎をお浸し、葉っぱを天ぷら」なんて使い方もできます。ぜひそんな明日葉を探してみてはいかがでしょうか。
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