Vol.7
じゃがいもは栄養の宝庫!実は低カロリーでビタミンCが豊富!
じゃがいもって、肉じゃが、ポテトサラダ、コロッケ、フライドポテトなど
普段の料理でもよく使われる馴染みのある食材の一つですよね。
ただ、とても身近なお野菜なのでじゃがいもの栄養や効能って、
意外と知らない方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回はじゃがいもの栄養や効能についてご紹介したいと思います。
じゃがいもの旬の時期は?
じゃがいもの旬は春と秋の年に2回です。
春は、皮が薄くみずみずしい新じゃがと呼ばれるじゃがいもが取れます。
反対に秋は、皮が厚めで、長期保存に向くじゃがいもが取れます。
5〜6月、10〜2月頃が旬の時期だそうです。
実は低カロリー
じゃがいもってフライドポテトとか油っぽいイメージが強くて、高カロリーなイメージがありますよね。
白ご飯は100gあたり170kcal程度ですが、じゃがいもはその半分の80kcalくらいしかありません。
糖質を脂肪に変換して体に蓄積されないようにするには、ビタミンB群が必要になりますが、
じゃがいもには代謝を助けるビタミンB1、B2も含まれているので、余分の脂肪が体に蓄積するのを抑えることが出来ます。
じゃがいもに含まれるビタミンCの量はみかんと同じ!
ビタミンCは免疫力を高め、コラーゲンの生成を促したり、鉄やカルシウムの吸収を高めるといった効果が期待出来ます。
ビタミンCはレモンやみかんに多く含まれているイメージがあると思うのですが、
じゃがいもにはみかんと同じくらいの量が含まれているんです。
ビタミンCは熱に弱く、加熱によって簡単に失われてしまいますが、
じゃがいもの場合はでんぷんがビタミンCを守るため、加熱してもビタミンCが失われにくいのです。
ビタミンCが豊富ということは、アンチエイジング、美肌効果も期待出来ますね。
じゃがいもの栄養成分:カリウム
カリウムはナトリウムを排出する作用があり、塩分の取り過ぎを調整するために非常に重要な栄養素です。
普段からみくみがあったり、血圧が高めの方にも良いそうです。
じゃがいもは野菜の中でもカリウムが豊富に含まれていて、トマトやにんじんよりも多いのです。
カリウムが多い野菜と言えばほうれん草ですが、
じゃがいもに含まれるカリウムはほうれん草より少し少ない程度です。
また、カリウムには、筋肉の収縮を正常に行う働きもあり、健康な体作りには欠かせない成分です。
食物繊維が豊富
食物繊維は消化されないのでエネルギーにはなりませんが、糖質やコレステロール、
有害物質の吸収を抑えたり、腸内環境を良くして便秘を改善したりする効果があります。
じゃがいもには白米よりも多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維は何かと不足しがちなので、身近なお野菜で摂れるのは助かりますね。
じゃがいもは鉄分も豊富
じゃがいもには鉄分が多く含まれています。
鉄分は貧血の予防や肌の健康維持、精神安定などの働きがあります。
がんや糖尿病を予防するクロロゲン酸
じゃがいもにはポリフェノールの一種でクロロゲン酸という成分が含まれています。
クロロゲン酸は、強い抗酸化作用を持つ成分で、老化や癌の予防、糖尿病の予防効果が期待出来ます。
皮に多く含まれているので、できれば皮ごと調理をして一緒に摂りたいところです。
その他の効果・効能
-
その他の効果・効能 1痛風予防
じゃがいもは実は芋類では珍しいアルカリ性の野菜。
アルカリ性の食べ物を食べると血液や尿の酸化を防ぐことが出来るので、痛風の予防になるのです。 -
その他の効果・効能 2疲労回復、イライラ防止
じゃがいもにはパントテン酸が含まれているので、
疲労回復やイライラを防止するなどの効果があります。
疲れが抜けないと感じたりイライラしたりすることが増えたら、
パントテン酸不足を疑うといいかもしれません。
この他に、じゃがいもを使った病気の治療もあるそうで、
胃腸薬になったり、湿布として使ったりも出来るそうですよ。
これにはビックリですよね!
じゃがいもって、こんなにもいろんな栄養や効能があったんですね。