Vol.5
かぼちゃの栄養素と健康効果。実は女性に嬉しい栄養成分がたくさん!
昔から”冬至にはかぼちゃ”と言うくらい、かぼちゃは栄養満点。
日本には安土桃山時代にカンボジアから入ってきたのが最初だと言われています。
「かぼちゃ」という呼び方は「カンボジア」が訛ったものだそうですよ。
かぼちゃって実だけでなく、皮、種、ワタまで栄養素がたくさん詰まっているので、捨てるところがなく、無駄なところが無いお野菜なんです。
カロリーが高そうなイメージがありますが、100gあたり約91kcalほどなので、意外に低カロリーなんです。
それでいて栄養素が豊富に含まれているのは嬉しいですよね。
かぼちゃの種類
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日本かぼちゃ
表面がでこぼこして凹凸がはっきりしており、粘質があってねっとりしています。皮も黒っぽい色をしています。お料理では煮物や揚げ物によく合います。
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西洋かぼちゃ
別名「栗かぼちゃ」とも言われます。表面はあまり凹凸がなく丸みを帯びています。日本かぼちゃに比べて甘みが強いです。炒め物やコロッケ、サラダ、スープなどによく合い、スイーツにもよく使われます。
戦前は日本かぼちゃが主流だったそうですが、戦後、食生活の洋風化により現在では西洋かぼちゃの方が主流だそうです。
たしかに粘質のあるねっとりしたかぼちゃって昔に比べてあまり食べなくなりましたよね。
かぼちゃの主な栄養素
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βカロテン
かぼちゃにはβカロテンが豊富に含まれています。かぼちゃを食べると風邪の予防になると言われますが、これはβカロテンが体内でビタミンAに変わり、ビタミンAが皮膚や粘膜を保護するからです。日本かぼちゃに比べると西洋かぼちゃには5倍のβカロテンが含まれていると言われています。
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炭水化物
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ビタミン類(ビタミンA・C・E・B)
かぼちゃにはビタミンA、C、Eが含まれていますが、これらの成分は抗酸化力に優れていると言われています。中でもビタミンAは免疫力をアップさせ、肌の健康も保つ働きがあります。その他にも、コラーゲンを生成するのに欠かせないビタミンC、血行を改善するビタミンE、日本人の食事で不足しがちと言われ、疲労回復効果のあるビタミンB群など、ビタミン類がバランスよく含まれています。
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カリウム
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カルシウム
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食物繊維
かぼちゃの皮には特に多くの食物繊維が含まれています。便秘の予防によるデトックス効果、善玉菌を増やして腸内環境を整えるといった効果が期待出来ます。消化に時間を要するため満腹感が持続することから、ダイエットにも効果的だと言われています。
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リグナン
ポリフェノールの一種で、主にかぼちゃの種に含まれています。薄毛の原因となる物質の生成を阻害する働きがあることから、健康な髪を保ち、育毛効果があると期待されています。
かぼちゃにはこの他にタンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミンKなどの多くの栄養素が含まれています。
特に肌や髪の健康維持、デトックス効果、ダイエット効果など、女性に嬉しい栄養成分がたくさん含まれているのは嬉しいですよね。